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日本ファミリーホーム協議会 倫理綱領

 

 

平成27年5月21日採択

 

 すべての子どもは、家庭において豊かな愛情を注がれ成長していく権利を持っています。 

 

 私たちファミリーホームは、社会的養護を必要とする子どもたちに、子どもにとってあたり前の生活の場である「家庭」を提供し、迎え入れます。

 

 子どもを権利の主体として尊重し、地域に根ざした家庭としての暮らしを通して子どもの豊かな発達と自立を支援し、子どもたちが自己肯定感を感じられ、ともに育ちあうことのできる生活を子どもたちとともにつくります。

 

 私たちファミリーホームは、家庭養護として事業化され社会的な養育を担う者として公的責任を託されていることを自覚し、子どもや家族、社会から信頼される、専門性を持った養育力の向上に努めます。

 

1.子どもの最善の利益の尊重

私たちファミリーホームは、一人ひとりの子どもの最善の利益を第一に考え、愛着関係と基本的な信頼感を基盤とする養育を通し、子どもたちの豊かな発達と自立を支援します。

 

2.家庭養護の保障

私たちファミリーホームは、養育者が地域に住まう家庭に子どもを迎え入れ、家庭での生活を大切にしながら、養育者と子ども、子ども同士の関係を守り、活かし、子どもたちが豊かに育ちあうことを支援します。

 

3.子どもとその家族への理解と支援

私たちファミリーホームは、それぞれの子どものおかれた状況や生きてきた歴史、育ちの姿を受けとめ、子どもとその家族との関係を大切にしながら養育します。

  

4.守秘義務の遵守・プライバシーの保護

私たちファミリーホームは、守秘義務を守り、子どもやその家族のプライバシーを尊重し、子どもも大人も相互に信頼と安心に満ちた家庭生活の実現に努めます。

 

5.子どもの安全・安心の保障と権利擁護    

私たちファミリーホームは、子どもの基本的人権と権利を擁護し、いかなる理由があっても、あらゆる虐待・人権侵害・社会的排除を否定し、これらから子どもを守ります。よって、私たち自身もこれを行いません。

 

6.子どもの意見表明の支援と子どもの代弁

私たちファミリーホームは、家庭生活を通して子どもの自己実現を支援し、子どもが主体的に自らの意思を表現できるよう支えます。また、日々の養育を通して子どもの声を聴き、ニーズを受けとめ、子どもの立場に立ってそれを代弁・発信していきます。

 

7.地域社会や他機関との連携

私たちファミリーホームは、地域の人々と協力し合い、関係機関・団体と連携するネットワークや関係者とのつながり・支援を活用しながら、ひらかれた養育を目指します。

 

8.信頼される養育のための専門性の向上

私たちファミリーホームは、研修や仲間との学び合い、自己研さんを通して人間性や専門性の向上に努め、社会的養護の養育を担う者としての責務を果たします。

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